ゴミ捨てマナーが悪すぎる住人。犯人摘発を試みようとした理事会が一声で変わったケース

私事ですが、住んでいるマンションの理事会役員になりました。今回はそこでのお話。他人事ではないので共有といった形で書いてみます。

先日行われた理事集会で「最近、特定のゴミ捨て場だけマナーが悪い」という議題があがったのですが、話は意外な展開を迎えたのです。

目次

  • いきりたつ理事会役員達
  • 改善されないゴミ捨て場
  • 犯人を特定せよ
  • 怒りから配慮へ
  • 動き出す理事会

いきりたつ理事会役員達

最初に触れたように「ゴミ捨てのマナーが悪すぎる」と理事会メンバー(私以外は定年を迎えた先輩方)が憤慨していました。

今までこのようなことはなかったのですが昨年、後半あたりから徐々にマナーの悪さが目立ってきたとのこと。

そして住人情報によると、捨てられる時間帯が決まって「真夜中の人気のない時間」なんだとか。人目をさけるとは、なんだか悪質に聞こえます。

改善されないゴミ捨て場

理事会も何もしていたのではなく、この人が犯人なのでは?というのは確認していたのだそう。しかし現場を押さえたわけではないので何もできず。

また、張り紙をし注意を呼びかけても改善しない。そして徐々にノラ猫やカラスが増え始め衛生面でもよろしくないとの声も。

そんななか一人の理事会役員が「駐車場の防犯カメラのアングルをゴミ箱に向けてみたらどうか?」と提案したのだ。

犯人を特定せよ

「もうこっちの手は尽くした。あとは犯人を特定して直接改善を申し入れるまでだ」との意見。賛同する役員もいれば「それはやりすぎじゃないか?」という意見も。

たしかにこのまま放置するわけにもいかず、どうしたものかと考えていました。そもそも、なぜ半年前から急にこのようなことが起きたのか?

そこでこんな質問をしてみました。「その犯人と思わしき人は最近引っ越してきた方ですか?それとも何年も住まわれてる方ですか?」

すると「もう何年も出入りがない棟なので、新しい住人ではない」とのこと。そこから、こんな意見をしてみました。

もしかしたら徐々に認知症が進んでる方なのでは?

怒りから配慮へ

「あーーーー、なるほど!」と一同納得。自分が看護師であること、独居の高齢者ではこのようなケースがあることを簡単に説明。

また、可能性として低いが「仮に新しく外国人の入居者がいたのなら、そもそもゴミの捨て方が分からない可能性もある」ということも伝えてみた。

ちょっと前まで怒り心頭だった理事会役員達。しかし自分自身も高齢。他人事と思えなくなったのか、「なんとかしてあげないと」といった内容に変わっていきました。

動き出す理事会

しかしまだ犯人を特定していません。仮に認知症だった場合、あくまで可能性として考えられることを思いつく範囲で伝えてみました。

  • ゴミを溜め込むのではなくゴミ捨て場まで持ってきていた。それは幸い
  • しかし、すでにゴミ屋敷化している可能性はある
  • その場合、ネズミやゴキブリ、シロアリなどで建物に影響でることも

また対策として

  • 近所から変わった様子がないか訊ねる
  • 同居している家族の把握
  • 仮に認知症だった場合は福祉や行政につなげる

などなど。そこから話は「犯人さがし」から「前向きな対策」へと変わっていきました。長年住んでいる住人ネットワークを使い、事態改善に向けて各自行動してみることで理事会は終了したのでした。

話はここまで。省略して書いたのですが、徐々に穏やかではない意見もでてきていたなか、このような助け合いに向けた動きに変わってホッとしました。

ちょっと驚いたのは、私の意見に対する「それは思いもしなかった」といった反応。自身が高齢者である理事会役員の反応でした。

まだ「自分は大丈夫」と思ってたのかもしれません。でも今回のように知ることで他者に対する思いやりを取り戻せる。そんな光景を目の前にして、まだまだできることは多いのかなと思いました。

今後は何か進展あればブログに書きます。もちろん悪質な捨て方をする輩は改善されるべきですが、このようなケースも増えてくるでしょう。

それこそコミュニティナースとやらの出番になるのかな、とも思いました。ちなみにコミュニティナースはまだ読んでません…違ったこと言ってたらごめんなさい!

写真:祖母と私

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